📁 カテゴリー:映画 / 感動ドラマ
本作『聲の形』は、“いじめ”や“障がい”という重いテーマを真正面から描きながらも、 “赦し”や“再生”を通して人とのつながりを取り戻していく青春アニメ映画です。 京都アニメーションの繊細な演出と深い人間描写によって、 観る人すべてに“心に刺さる”何かを届けてくれる一作となっています。
こんな人に観てほしい!
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人との関わりに悩んでいる人
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誰かを傷つけた過去を乗り越えたい人
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感動できるアニメ映画を探している人
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京都アニメーションの作品が好きな人
🎬 作品情報
出典:©大今良時・講談社/映画『聲の形』製作委員会
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タイトル:聲の形(英題:A Silent Voice)
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公開年:2016年
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制作会社:京都アニメーション
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監督:山田尚子
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原作:大今良時『聲の形』(講談社)
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上映時間:129分
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受賞歴:第40回日本アカデミー賞 優秀アニメーション作品賞
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興行収入:23.3億円(日本)
あらすじ(ネタバレなし)
⏳ 序盤:過去の罪と、孤独な現在
小学生のころ、耳が聞こえない少女・西宮硝子をからかっていた少年・石田将也。
その行動が大きな代償となり、将也自身も周囲から孤立することになる。
誰かを傷つけた過去は、忘れようとしても消えるものではない──。
高校生になった彼は、自分を責め続けながら、日々を静かに生きていた。
🌉 中盤:再会から始まる“償い”の物語
ある日、かつての被害者・硝子と偶然再会した将也。
もう一度やり直したい——その気持ちだけを胸に、彼は行動を起こす。
しかし、償いの道は思っていた以上に複雑で、すれ違いと葛藤に満ちていた。
それでも将也は、一歩ずつ自分と他者の心に向き合おうとする。
🎼 終盤:許すこと、そして生きること
誰かを許すこと、自分を赦すこと。
簡単なようで、とても難しい。
けれどその先に、ほんの少しの希望や、あたたかな“つながり”が待っている。
彼の選択が、観る者の心にも静かに問いかけてくる。
あなたなら、どうするだろうか?
見どころポイント
① 音の演出で伝える“静けさ”の力
聴覚障がいのある世界を体験できるような音響の工夫が随所にちりばめられており、 “音がない”ということの重みを自然に感じさせてくれる。
② 表情や間で語る繊細な感情
セリフに頼らず、視線や仕草、間によって登場人物の感情を丁寧に表現。
観る人に想像する余地を与え、感情移入を深めてくれる演出が光る。
③ “赦し”というテーマの重み
いじめを一面的に描くのではなく、加害者・被害者・周囲の人たちそれぞれの立場と葛藤を描写。
誰かを許すこと、そして自分を赦すことの難しさと希望がしっかり描かれている。
こんな人におすすめ
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人との関わりに悩んでいる人
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誰かを傷つけた過去を乗り越えたい人
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感動できるアニメ映画を探している人
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京都アニメーションの作品が好きな人
視聴できる配信サービス(2025年5月時点)
※配信状況は変動する可能性があります。
まとめ
『聲の形』は、“いじめ”や“障がい”といったデリケートなテーマを扱いながらも、
“赦し”や“つながり”といった希望を丁寧に描いた、心に残る名作アニメです。
アニメ映画でありながら、大人の鑑賞にも耐えうる深いテーマ性と演出があり、
観終わったあとには静かに胸が熱くなるような余韻が残ります。
まだ観ていない人は、ぜひ一度チェックしてみてください。
※本記事内で使用している画像は一部、©大今良時・講談社/映画『聲の形』製作委員会より引用しています。
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