📁 カテゴリー:映画 / SF
『エクス・マキナ(原題:Ex Machina)』は、2015年に日本公開されたSF心理スリラー映画。
人工知能をテーマにしながらも、派手な演出ではなく “密室での心理戦”と“静かな違和感”で魅せる構成が大きな話題に。
アカデミー賞では視覚効果賞を受賞し、脚本賞にもノミネート。 AI映画としては異例の評価を受け、映像美・ストーリー・演技すべての面で高く評価されています。
特に近年のAIブームともリンクし、今改めて観ることで新たな発見がある作品。 ChatGPTなどが身近になった今、「人間らしさとは何か?」というテーマがぐっとリアルに感じられます。
🎯 こんな人に観てほしい!
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AIやテクノロジーに興味がある人
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心理戦や駆け引きのある物語が好きな人
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少人数・密室系サスペンスが好きな人
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思考を刺激される映画を探している人
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映像美×緊張感のある映画を観たい人
🎬 作品情報
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タイトル:エクス・マキナ(英題:Ex Machina)
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公開年:2015年(日本公開)※原題公開は2014年
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上映時間:108分
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監督・脚本:アレックス・ガーランド
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出演:ドーナル・グリーソン、アリシア・ヴィキャンデル、オスカー・アイザック
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受賞歴:第88回アカデミー賞 視覚効果賞受賞、脚本賞ノミネート
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公式サイト:公式サイトはこちら
📖 あらすじ(ネタバレなし)
⏳ 序盤:選ばれたプログラマー
大手IT企業で働く若手プログラマーのケイレブは、 社内抽選に当選し、天才社長ネイサンの山奥の別荘へ招待される。
彼が招かれた目的は、開発中のAI“アヴァ”が 本当に人間のような感情や思考を持っているかを判定する”チューリングテスト”の被験者として。
🌍 中盤:心が揺れ始めるテスト
ケイレブはアヴァと何度も会話を重ねるうちに、 彼女の知性や美しさに惹かれ、理性と感情のバランスを崩し始める。
そんな中、アヴァはケイレブにこう告げる—— 「ネイサンを信じてはダメ」
次第に、この実験の真の目的が見えなくなっていく。
🎶 終盤:誰が人間で、誰がAIか
事態は思わぬ展開を迎え、 ケイレブ、アヴァ、そしてネイサン、それぞれの思惑が交差する。
“人間らしさ”を持つのは誰なのか? 観る者にまで「信じるべきは誰か?」を問いかけてくる衝撃の結末が待っています。
🌟 見どころポイント
1. 密室での心理サスペンスが秀逸
登場人物がほぼ3人という少人数構成ながら、 最後まで緊張感が続き、観る者を飽きさせません。
2. AI×人間の境界を考えさせられる
アヴァの振る舞い・言葉・しぐさから、 「人間らしさとは何か」を深く考えさせられる。 現実のAI開発ともリンクし、現代性のあるテーマ。
3. 洗練された映像と音楽
近未来的な建築、自然の静けさ、そして淡く不穏な音楽。 視覚と聴覚の両方で“違和感”と“美しさ”が共存する空間を作り出しています。
📺 視聴できる配信サービス(2025年5月時点)
※配信状況は変更される可能性があります。
📍 まとめ
『エクス・マキナ』は、AIと人間の境界を描いた “静かに衝撃を与える”タイプの映画です。
深く静かな語り口でありながら、 観る人の心に「知性」「感情」「信頼」についての問いを残してくれる作品。
近未来SFに興味がある人はもちろん、 「今の社会って、こういう未来に近づいてるのかも…」と感じたい人にぴったり。
観終わったあと、誰かと語り合いたくなるような映画。 ぜひこの不思議な密室世界を体験してみてください。
※本記事内で使用している画像は一部、公式より引用しています。
出典:『エクス・マキナ』作品情報(https://exmachina-movie.jp/)
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